群馬県日光市立 小来川小中学校
訪問日 2019年11月27日
2019年秋は大雨や台風がいくつかあり、関東地方も被害を受けた。
そんなこともあって、11月末の日光市は道路凍結あるいは雪もあるのではないかとメンバー間で心配をしていたが、
11月27日あすなろコンサート当日は曇り空の中出発、途中の日光街道では素晴らしい紅葉を見ることができた。
今市インターを出てから峠を2つ越え学校に到着。
時間がゆったり流れているような山間にある学校で、先春に小学校と中学校が統合され全校生徒は18名と小規模。
会場の音楽室は音楽担当の先生と生徒達がとても素敵に飾りつけをしてくださっており、気持ちよく演奏することができた。
事前に生徒はクラシックが好きと連絡をいただき、プログラムにはハイドンやチャイコフスキー、ドビュッシーなどの楽曲、
また地域音楽祭で歌ったというアラジンのホール・ニュー・ワールドを私たちの伴奏で合唱してもらった。
メインにはメンバー手作りの絵もいくつか入れながらピーターと狼をお話つきで演奏、生徒だけではなく先生方もみな楽しんでくれていた様子。
また間近で楽器の演奏を聴いたのは初めてと、どの生徒も興味を持って静かに聴いてくれた。
小学一年から中学三年までの幅広い年齢層全員に楽しんでもらえる選曲には多少苦心したが、喜んでもらえてよかった。
帰りには中学生と先生方がお見送りしてくださり、学校の畑で採れた大根を新鮮な泥付きのままいただくというサプライズもあり、3人とも温かい気持ちで帰路につくことができた。
なかなか僻地の小規模校へ行く機会はないが、また音楽を届けることができたら嬉しいと思う。