2017 あすなろコンサート
訪問日 2017年8月30日
「和楽器に親しもう〜あすなろコンサート@前津江小学校〜」
まだまだ残暑が厳しい8月30日、家内の宮本直美(筝)と大分県日田市の前津江小学校に伺いました。福岡県と熊本県の県境に挟まれた標高450mを超える山間にある、全校生徒26名という小さな学校です。
会場の多目的室の黒板には「あすなろコンサート」の文字に筝と尺八のイラストが掲げてあり、コンサートの気分が漂います。最初にアニメ曲「君をのせて」、「四季の日本古謡」と演奏したところで、しばし楽器のお話。さらに体験コーナーでは、生徒さんたちも先生方も積極的に和楽器に挑戦してくれました。その後定番の「春の海」、アニメ曲「いつも何度でも」で演奏は終了。最後に生徒さんたちが次々とコンサートの感想を発表してくれて、45分間のコンサートはあっという間にお開きとなりました。低学年から高学年まで、最後まで真剣に和楽器の音色に耳を傾ける態度が大変印象的でした。
今回は東北大震災以来、久々のあすなろコンサート。普段プロの音楽家による生演奏に触れる機会の少ない子供たちや地域の方々に音楽の素晴らしさをお届けしつつ、私たち自身もなかなか伺えない場所でのふれあいの場を持てる貴重な機会になっています。これまでも九州内の山間部や離島などあちこち伺いましたが、これからも可能な限りこの活動が続けられることを願っています。
山崎箜山(九州地本、尺八)